静岡県建設廃木材リサイクルシステム研究会_タイトル1 静岡県建設廃木材リサイクルシステム研究会_タイトル2
リサイクルシステムの概要
研究会について
掲示板
トップへ
トップへ
リサイクルシステムの概要
静岡県建設廃木材リサイクルシステムの概要について
 
[計画策定の背景と目的]
静岡県では、平成10年度に「ゼロエミッション推進構想」を策定し、資源循環型地域社会にしていくための取組みを県民や事業者に具体的な形で提示し、循環型社会の実現に取り組んでいる。
建設リサイクル法の施行により、一定規模以上の解体工事により発生するコンクリート塊、コンクリート及び鉄から成る建設廃棄物、木くず、アスファルト塊の4品目については、分別解体・再資源化が義務づけられ、それに伴い県指針では再資源化率95%を目標としています。
静岡県建設廃木材リサイクルシステム基本計画においては、建設発生木材のうち大部分を占める建設解体や新築から発生する木くず(建設廃木材)の再資源化等率について、静岡県の地域特性を踏まえマテリアルリサイクル(製品、材料として再利用)を優先し、95%とすることを目的としています。
 
[現状と将来の発生量]
  平成22年度は、平成11年度と比較して、約5万トンの増加が予測されます。
平成11年度の再資源化率は22.9%であり、平成22年度には再資源化率95%を目標としています。
  県内の建設廃木材、リサイクル、処理処分フロー
   
[建設廃木材リサイクルシステム]
  建設廃木材の発生から処理に関する課題について各段階別に整理し、経済原則に基づく「技術」「経済」「情報」の3つの要因でまとめ、要因ごとの対策を整理することで再資源化等率の目標値を達成するためのアクションプログラムとして提案します。
縁のなかった解体業界、リサイクル製品業界、中間処理業界及び建設業界をリサイクルシステムにより各業界の連携体制を構築することで建設廃木材リサイクルシステムの推進を図ります。
  建設廃木材リサイクルシステムイメージフロー
   
 
要 因
課 題 点
主なアクション
プログラム
目 的
技 術
解 体 段 階 適正な分別解体が効率よくされないと建設廃木材の品質が安定しない。
中間処理段階 チップの品質について基準がないため利用されにくい。
再生処理段階 再生品の品質について基準がないため利用されにくい。
認定品制度の創設

品質履歴制度の創設
品質管理システム
の構築
経 済
解 体 段 階 建設廃木材の発生に季節変動が生じ、原材料の供給が安定しない。
中間処理段階 チップの需要と供給に時期的変動が生じ、安定操業の不安要素となる。
再生処理段階 再生品の需要に季節変動が生じるため生産量が安定しない。
流通量管理制度の構築 物流システム
の構築
情 報
解 体 段 階 中間処理場の受入状況に関する情報がないため作業効率が低下する。
中間処理段階 事業者同士の需要と供給に関する動向が把握しにくいため協調しにくい。
再生処理段階 リサイクル製品は品質的な不安から利用されにくい。
県民の情報交換
産業界の情報交換
情報ネットワーク
の構築
 
[今後の展望]
  リサイクルシステムの構築には積極的な民間活力の関与が求められ、それぞれの役割と責任の確認を行い、このテーマに取組むための情報を提供し、責任意識を向上させることが重要です。そこで、民間主導の当研究会にて、廃木材リサイクルシステムを構築し、市場性を生み出すことがリサイクルに関する良好なマーケットの創造につながっていくと考えます。
現在、平成16年10月の研究会の発足を目指し、7社にて研究会発足準備会を立ち上げました。
   
  静岡県建設廃木材リサイクルシステム実施体制H16(案)